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トム・ソーヤの冒険  2008-08-21 07:15

トムは、おばあさんに罰としてペンキ塗りを言いつけられます。
ペンキ塗りをさせられているトムを見て、友達がしきりにからかうのだが、彼は相手もせず、あたかも画家のように仕事に熱中しているふりをします。
これを見ているうちに、友達は自分もペンキを塗ってみたくなってきて、ついにペンキ塗りをするために交換条件を差し出します。
そのうち、自分もペンキ塗りをしたいという村の子供たちがたくさん集まってきます。
彼らは、労働であるはずのペンキ塗りの楽しみにあずかろうとして、はじき玉や糸巻きの大砲、ブリキの兵隊などの自分の宝物を次々とトムに進呈しました。

トムは、ペンキ塗りという苦役に色付けをしてゲームにしてしまうとともに、特別の腕前が必要であり、きわめて名誉ある仕事だと思わせました。
結果、村の子供たちに自分がやらなければならない仕事を分配してしまった上に、喜ばれたわけです。