キャッチコピーは、「伝達力」を増強させるツールである。
商品が「良い」ということが、お客様に伝われば必ず商品は売れる。
「必要だ」ということが伝われば、必ずお客様はお金を出して買ってくれる。
しかし、「良い」「必要だ」が伝わらなければ、絶対にお客様は財布の紐を緩めようとはしないでしょう。
今現在、商品情報が溢れている。お客様の元へ届く商品情報のツールが増えたのだ。
テレビCM、新聞広告、折込チラシ、DM、インターネット、携帯電話。。。
お客様はこうした氾濫する情報の中で、自分に必要と思われる商品を選ばなければならないのだ。
そういった状況でいかに商品が目に留まる「きっかけ」を作ってあげるか。
イメージを膨らませる言葉、インパクトのある言葉「キャッチコピー」を使うことで、「きっかけ」が作れるはずだ。
キャッチコピーを作るポイントは何だろう?
精神論ではなく、やはり「伝えたい」「理解してもらいたい」「買ってもらいたい」という気持ちが込められている言葉でなければならない。
また、
・ターゲットを絞る
・販売戦略を明確にする
・ライバル商品との差別化は何か
を整理することで、言葉を編み出す時間も短縮され、表現もしやすくなってくる。
そして、
お客様がイメージしやすくインパクトのある単語や文章を3ブロック程度で構成しシンプルにまとめる。
もちろん、お客様が購入する動機も踏まえてのことだ。
例えば、
「1日30個製造。フランス帰りのパテシエの手作りチーズケーキ」
↓
「1日30個しか作れない!本場フランス仕込みのふわふわチーズケーキ」
(興味を引き) (特徴を述べ) (商品を説明する) の3ブロック構成が効果的である。
また、キャッチコピーにはお客様に先入観を与えて、主導権を握るということもできる。
例えば、商品メニューの構成で、単純に分類分けするのでなく、「用途」に分けてみる。
「はじめて○○する人にオススメ!」「○○な女性にオススメ」
「○○にぴったり」「○○を楽しむ」「最も○○な◇◇」
お客様に商品を理解してもらう前に、入りやすい入り口と先入観を与えておくことも時には必要かもしれない。